要旨
100
個の刺激語についての100
個の「N−N(名詞−名詞)連想頻数表」が学生たち(N=283
)を被験者にした語連想テストを通じて作成された。各々の表における比較的低い連想価(1〜1.5
%)を持つ4つの反応語がピックアップされたが、それは、言わば "対(つい)四つ組連合"(PQA
:
Paired
QuadrupletAssociates)を作り上げるためであった。各々のPQA内部での4反応語の連想価を決定するために、100
個のPQAのリストが新しいクラス(全部でN=621
)に強制選択法において読み上げられた。これは、反応語の連想価がPQA内で互いに比較的接近した価(9.9〜40%)を示すような項目のみを残すためであった。その結果、32
項目が残され、それがサイ・テストシリ−ズのデ−タ(リスト)となった。
テスト場面で被験者は実験者が読み上げるPQO(刺激語+4反応語)を聞きながら、当たりとなっている一反応語をゲスした。個別的にテストされた18名の被験者は170.3
の当たりを記録し、偏差+26.3で5%水準で有意であった。二つの統制シリ−ズはいずれも偶然期待値に近かった。実験結果は、サイが人間の連想課程に働くとの示唆に加担するものであった。
キーワード: 連想過程とサイ、比較的低い連想価、連想頻数表、強制選択
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