要旨
山頂での2セット(実験1および実験2)のESPテストが、KPC(鹿児島経済大学超心理学クラブ)の学生たちと萩尾によって遂行された。
彼らはテストにゼナ−カ−ドのデック(組)とパ−セプトロンを使用したが、後者はポ−タブルタイプの機器で市販されており、ESPを手軽にテストできるものである。(実験1、実験2の夫々にゼナ−カ−ド・シリ−ズとパ−セプトロン・シリ−ズが配された。)
各々の実験の各々のシリ−ズには普通の実験室(平地)でのESPテストが同伴するように実施され、これらは "比較シリ−ズ" であった。
実験1のゼナ−カ−ド・シリ−ズで5名の被験者は山頂、平地の夫々で20ランを完了したが、山頂で+16、平地で−7の得点偏差を生み、両者の差は統計的に有意近値(marginal)であった(CR=1.79,P=.08
)。
実験2のパ−セプトロン・シリ−ズで、9名の被験者は山頂、平地の夫々で36ランを完了したが、山頂テストで+36の偏差を出し、1%水準で有意であった。偏差+0の平地テストとの差は5%の水準で有意であった。(実験1のパ−セプトロン・シリ−ズ、実験2のゼナ−カ−ド・シリ−ズには有意な得点も、得点差も表れなかった。)
総合的に見て実験結果は、山頂状況はサイの発現に適当した条件を提供するとの実験仮説に支持的であった。
キーワード: ESP(超感覚的知覚)、山頂、KPC(鹿児島経済大学超心理学クラブ)、変性意識状態、パ−セプトロン
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