要旨
本誌創刊号(第2巻1号)掲載報告の続報である。
2つの実験(実験1、実験2)のそれぞれにおいて、20名の被験者(学生)は、43項からなるPQAリストによってサイのテストをされた。
各被験者の試行は各項の4反応語から1語を選択することであった。
各々の実験には統制群が設けられ、彼らも20名づつであった。統制群の被験者は試行をサイの試行としてでなく、単に4語のうち自分の連想に近かったり、好みにあった語を選択するだけであった。
実験1において、実験群は233.7得点を記録し、偏差+18.7であったが、統計的には有意ではなかった。(CR=1.4、P<.17)
1名の被験者は得点20を記録し(MCE10.75に対して)、単独で有意であった。
実験2では、実験群は得点225.7、偏差+10.75で得点が実験1よりも下降し、統計的にも有意でなかった。
しかし、ポジティーブな得点傾向は続いた。統制群は実験1、実験2ともMCE(偶然期待値)にきわめて近かった。
実験に先立ち、PQAのデータベースは、1993/94の心理学クラスでの制限連想実験のサンプル(N=377)を先のものに加えて拡大した。
実験の素得点は各反応語の連想負荷比率を加味して修正されて提示された。
キーワード: 想過程でのサイ、低い連想価、PQA(対4つ組連合)、強制選択法
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